パウンドケーキについて
パウンドケーキは現在、多くの方々に愛されるケーキの1つになります。
そんなパウンドケーキの名前の由来や歴史、発祥の地等はご存じですか?
せっかく作る、購入する、食べるのであれば、歴史などを知ることで更に美味しく食べられるかもしれません!
意外と古い⁈パウンドケーキの歴史と発祥の地
パウンドケーキがどれくらい前にできたと思う?と知り合いに聞くと、多くの友人が『100年』や『50年』くらいじゃないの?と答えます。ですが、実際はもっと古いんです!
なんと!実際の歴史は300年前!
300年前というと、18世紀初頭なので日本は江戸時代!こんなに古くからパウンドケーキは存在していたんです。
発祥の地はイギリスと言われております。ただ、実際はイギリスで見つかったレシピ等の資料が世界で一番古く、それより古い文献が現在見つかっていない為、発祥の地がイギリスである可能性が高いと言われております。
名前の由来は結構シンプル?
パウンドケーキは英語で『pound cake』と表記されます。
発祥の地がイギリスという事は、cakeではなくpoundに名前の由来がございます。
・パウンドってどういう意味?
そもそも、パウンド(pound)というのは日本でいうg(グラム)と同じで重量の単位になります。1パウンド=約0.453kgになります。
その為、パウンドケーキとは小麦粉、砂糖、バター、卵という4つの素材を各1パウンドずつ使用して作るケーキの事を『パウンドケーキ』と呼びます。
イギリスだけじゃない!海外では他の名前で呼ばれてた!
イギリスが発祥の地であるパウンドケーキは、実はフランスやイタリア等では別の名前で呼ばれていました!
★イギリスのレシピ パウンドケーキ(pound cake)
・バター 450g
・卵 450g
・砂糖 450g
・小麦粉 450g
しっとりとした出来上がりの皆が良く知っているパウンドケーキです。
★フランスのレシピ キャトルカール(Quatre quart)
・卵 2個 100g
・バター 100g
・砂糖 100g
・小麦粉 100g
キャトルカールはぱさぱさとした生地で食感はざっくりとしています。
いまいち見た目が分からないという方は、紅茶に合うお菓子を想像して頂ければと思います。
★イタリア プルーム・ケイク(英語表記:plum cake)
イタリア語でプルーム・ケイクと呼ばれていますが、英語ではプラム・ケイク、プラムで作ったケーキの事を本来は指します。
プラムで作ったケーキなのに何故ここで紹介するの?と思われるかもしれませんが、実はイタリア等の一部地域では、パウンドケーキ全般の事を含めてプルーム・ケイクと呼んでいるんです。
このケーキは、フランスのパウンドケーキに比べバター控えめで、ほろっとした口当たりという事です。
このように、パウンドケーキは世界で様々な呼び方で親しまれています。
他のケーキやお菓子にもこのような多くの歴史やう由来がございます。
ただ食べたり、作ったりするよりもこうやって歴史や由来を調べてみるのも面白く、楽しくなりますよ!